塾選び② 浜学園

関西を中心とする塾で、灘中学の合格実績はNo.1の浜学園。東海地方にも進出し、今や愛知県内に8校舎を構えています。

 

 

 

東海地区に限らず、関西を中心とした全国の難関校を目指す色が強いと思います。
また、入塾テストで入口を絞っていますので、東海地区全体で見ると中間から上位の層の生徒がほとんどということになります。

 

 

難関校合格者数

着実に年々、合格者数を延ばしてきており、日能研名進研と3強を形成しています。
合格実績も安定して増加傾向なので生徒数も少しずつ増えているのではと思います。

 

 

 

校舎数、距離

校舎は東海地区で8つあります。浜学園も我が家から通塾となると電車かバスが必要でした。

 

クラス分け

V、S、Hと3つに分かれます (大きな教室だと、V1、V2、S1、S2等のように分かれます) 。
東海、滝、南山女子を目指すのであればSクラスには入っておきたいところです。

Sクラスの基準は浜の偏差値で50以上だそうです。
ただ、入塾テストで生徒を選別しているので日能研名進研の偏差値50とは大きく異なります。日能研だと+4、名進研だと+8くらいのイメージ化と思います。(偏差値:浜50=日能研54=名進研58)

最上位のVクラスの基準は、浜の偏差値でおよそ58以上とのことですので、完全に関西圏などの全国難関校目線ですね。(ちなみに東海中学合格の目安偏差値は56)
また、日能研と同じように、やはりVクラスの環境で得られるものは大きいかなと思います。ただ、本当にできる子は青天井なので、小学生の内から自分との違いを感じてしまってもモチベーションを保てるようなメンタルの強い子じゃないとやっていけないかもしれません。

 

面倒見の良さ

主観的な印象ですが、私は浜学園の面倒見に少し不安を覚えました。
入塾テストと説明を受けましたが、(娘はそこそこの点数が取れたみたい??で)関西弁での営業トークが激しかったです。我が家は東海地区にしか通えませんと言っているのに、灘や神戸女学院四天王寺などの関西地区ばかりの話題で、お子さんの素質があれば頑張ってもらえれば目指せます。と。
こんな調子じゃ無理やりにでも受験期に受けに行かせられるのでは・・・と不安を感じました。
※あくまで私が話を聞いた担当の方の対応でしたので、塾全体がそうとは限りません。

後、気になった点がいくつかありました。

 

・東海地区での成績がわからない
親としては皮算用で、毎年の合格実績から東海地区の浜学園でだいたいどのくらいの順位にいれば、合格圏内なのか知りたいところですが、それがありません。東海地区の生徒の母数もそんなに多くはないので精度もどうなのかなと個人的には思ったりします。浜の先生によると、「全国の偏差値で見て下さい。それで大丈夫です」とのことでした。

 

・冠模試や口座がほとんどない
東海特訓、南山女子特訓など名進研で受けましたが(本当に必要性があったのかは不明)、浜学園にはそういった類のものはほとんどないらしいです。6年生になるとNTTチャレンジテスト(N:南山女子、T:東海、T:滝の頭文字)というものがありますが、学校に特化しているものではないですよね。
ただし、どの塾でも6年の秋頃から過去問をやり始めるので特訓講座を受けなくても傾向と対策はできるような気がしますので、あまりデメリットにはならないかもしれません。。。

 

放任主義
これは諸先輩ブログ等からの情報ですが、勉強のやり方や成績の状況などについてほとんど干渉がないらしいです。説明の時にそれとなく聞いてみましたが、「もちろんご相談がある時はいつでも相談に乗りますよ(≒こっちからは特に連絡しません)」との回答でした。
そういった対応の方が良いご家庭もあると思いますので、一概にはデメリットと決めつけられるものではなく、特徴だと捉えてもらった方が良いかと思います。

 

・費用が高い(でも馬渕の方が高いかも。。)
名進研日能研に比べると少し費用が高い印象を持ちました。また別記事で書きたいと思いますが月平均で約1万円程余分にかかりそうです。

 

 

結論

我が家の結論は、浜学園『無し』になりました。

我が家の考えている目線よりも浜の目線のほうが1,2段高いので、「その目線の違いはこれからずっと感じることになると考えると違うね」ということになりました。

浜学園は全国難関校を目指し、東海、南山女子、滝は余裕で合格するレベルを目指す子向けの塾だと思います。そういったご家庭は、浜一択な気がします。

東海、南山女子、滝の合格、またはそれ以外の東海地区の私立中学だけを目指すのであれば、日能研名進研で十分ではないでしょうか。

 

 

 

 

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